スッパイマンと聞いて、今、どれだけの人が口の中を唾液で満たしたでしょう。スッパイマン。その名の通り、酸っぱい梅干しのお菓子です。あのむっちゃ美味いやつ。
このスッパイマン、ぽんぽこの記憶が確かならば、丸吉塩せんべいの天使のはねと並んで、「沖縄に誰かが旅行で行く時に決まってお願いする知る人ぞ知るお土産の定番」だったはずなんですが、気がつけば地元のスーパーやコンビニでも手に入るようになっていました!!
しかし、手に入りやすいとついつい買ってしまって困る。頭の中は常にスッパイマンでいっぱい。
「こんなに毎日食べるものなら大量買いした方が安いのではないか!?」
そう思ったぽんぽこは、ネットでスッパイマンの大袋を大人買い注文してみたのですが、驚くべき事実を知ってしまったのである。
『スッパイマン』1粒あたりの値段を考えて…
「スッパイマンについて記事を書こう!」そう思ったのは実はずっと昔の事でした。そしてぽんぽこはポチッとスッパイマン370g×2Pの商品をAmazonで購入したのです。
しかしぽんぽこは遅筆も遅筆。
極度の気にしすぎであり、
「ちゃんと効果が出てから書こう。完璧に仕上げてから記事を出そう。誰にも迷惑を掛けないように書いた記事をチェックしよう…」
などとやっている間に時間が過ぎる過ぎる。
そして時代が変わった。
なんと、気がつけばスッパイマンを販売している上間菓子店さんが一番の大入り袋である370gの商品を休止してしまったのです。はて?これではこの記事を書く意味がなくなってしまうのでは?
そう思ったのだけれど
「1粒辺り、1g辺りの値段を出しておけば180gでも35gでも65gでも17gでも計算出来るよな!適応出来るよな!過去の自分、無駄にならないよな!?」
と、この記事を出すことにしたのです。
スッパイマンって大丈夫なの!?
スッパイマンの話をすると決まって↓こんな感じのウンチクを語りだす人がいます。
「こんちゃん、健康ウンチク語るなら、ちゃんと調べてから語ろうね!」
…と、言われるのがイヤなので、ぽんぽこは調べました。
スッパイマンを含む干し梅の歴史について
もともとは、台湾など中国の南部や東南アジアで食べられていた菓子である。中国には古くから、塩と砂糖で梅を漬けた食品がいくつも存在した。「糖水青梅」「青梅干」「陳皮梅」などがあり、「
話梅 」もそのひとつである。なお、中国の南部は、気候の寒冷化により、中国での梅の主要産地となった地域である。日本には、沖縄県を通じて台湾から輸入されたのが始まりで、沖縄県の土産菓子として販売されていた。しかし、日本では使用が禁止されている人工甘味料のチクロが使用されていたことが問題となり、いったんは輸入が途絶えた。その後、1981年(昭和56年)に、沖縄県内の菓子問屋上間菓子店が別の甘味料であるステビアを使用した製品「スッパイマン甘梅一番」を製造するようになり、観光客の口コミなどで日本全国へと広まった。
引用:「干し梅」 – Wikipedia 日本語版
…だそうです。Wikipedia貼っただけやん!と怒られそうなので、上間菓子店さんの公式ページでも言及されている部分も。
スッパイマンの発ガン性物質は大丈夫?
中国の乾燥梅干には、サッカリンやチクロなどの発ガン性物質が含まれていると聞いたのですが、スッパイマンにはそういった問題はないのでしょうか?
弊社全製品にはサッカリンやチクロは一切含まれておりません。
20年以上前に沖縄に中国産の乾燥梅干が流行りましたが、発ガン性物質が含まれているのが分かりました。
そこで「安全でより美味しい乾燥梅干」を日本で最初に製造したのが、「スッパイマンの甘梅一番」です。
引用:「上間菓子店」よくある問い合わせ:質問③
なるほどなぁ!問題視されて、それでも干し梅って美味いよなぁ。安全なやつあったらいいのになぁ。って声に答えた商品が「スッパイマン」なんだね!
やるじゃん、スッパイマン!さすがヒーローの名前をつけているだけある!
ま、アスパルテームとかも昔は発ガン性物質とか言われていました。
でも、カロリーゼロで虫歯にならない甘味料です。コカコーラゼロにも入っているんですよ。
人生は長く生きるだけではつまらない。どれだけ濃く生きるか!…長く濃く生きれたら一番いいけど、小さい事は気にしないのが一番…だよね!?
スッパイマンって一粒いくらなの?
コンビニやスーパーで簡単に手に入るようになったスッパイマン。
ついついパクパクと食べてしまい、気がつけば袋の中にひとつもない!もう一袋買ってこよ!ってなってしまいガチだけれど、スッパイマンって一袋辺りいくつ入っているものなのでしょうか?
1粒いくらなら「買い!」で、いくらなら「待った!」なのか。
そんな事考えて食べているぐらいなら、お前全然ファンじゃないだろ!?と思われそうだけれど、チリツモって怖いじゃないですか。
10年食べ続けたとして同じお金払っているのに、あいつの方がスッパイマンを2倍食べているよ!って事もなきにしもあらずです。
塵も積もれば山となる。それを信じて一粒あたりの値段を叩き出しておくことにしましょう。
まず基準となる商品はこちら。
コンビニで売っている一番手に入りやすいサイズのやつ。ジップも付いているし持ち運びも便利。17gが変動しそうだけれど、公式ページではこの記事を書いている現在、162円(税込み)という値段設定。
実際にデジタルの測りで測定してみても確かに17g。袋を入れると19g。数えてもらえばわかると思うけれど11粒入っている。
多分誤差はあると思うけど大体こんな感じ。1粒1g以上あるのは知ってた。だから17粒も入ってないの知ってた。
162円÷11粒=約14.72円(1粒)
今、お財布の中を覗いて10円玉と5円玉を口の中に放り込んだと想像してみよう。
鉄の錆びたような哀しい味がしてくるでしょう?それがスッパイマンなら、15円よりちょっとだけ安い上にひじょーーーに美味しい味を口の中に広げてくださるのです。
そう考えると1粒14.72円って結構安い気もしてくるよね。
ちなみに今はもうラインナップから消えてしまったけれど、前にあった26gパッケージも調べてみた。
26gで17粒。数字暗くて見にくいけど26g。
11粒を17gで割って1グラム辺りの粒数をだして、それを26倍すると16.823粒になるので大体あってる。
つまりは1粒は約1.529g〜1.545gほどなのだと思う。1粒が1.5gで15円以下。うん。安いよね。きっと安い。
Amazonのギフト券も15円からしか買えないし、それより安いんだよ!?
15円で買えるお菓子はうまい棒か酢だこさん太郎かカルパスか10円ガム…など限られている。
いや、そう考えるとうまい棒ってすごいねぇ。フレーバー色々と揃えてパッケージとお菓子含めて10円かぁ。
おっと、話がそれてしまいました。スッパイマンの話に戻りましょう。
スッパイマン370g×2の破壊力
Amazonで注文したらこんな感じで届いた。かなりゴッソリしとる。
4kgまでって、でっかく書いてあるけど、370g×2だから1kg未満。レターパックってすごいねぇ。どう考えてもお手紙じゃないのに運んでくれるもんね。
開封。
だいぶ大きい!!存在感があるものが2つ!…でも写真って大きさ伝わらないよなぁ…。
あ、そうか。さっきのやつを横に並べたらいいのか。
中身はさっき計測してから食べちゃったけど、ごめんね!ついつい手を伸ばしちゃうよね。
計測だって、ただのいいわけだもんね。食べたいだけだもんね。
どうだろう。だいぶデカイっしょ!?
単純計算だと17gと370gだから約21倍ぐらいあるもんね。
たとえば俳優のモーガン・フリーマンの身長は187cmあるんだけど、モーガン・フリーマンが17gのスッパイマンだとしたら21倍の370gのスッパイマンは…
187cm×21倍=3927cm
約40m。これはウルトラマンのサイズだ!
モーガン・フリーマンとウルトラマンぐらい違うからね!!さすが大入り袋370gの破壊力!
それが2つあるって事は、ウルトラマンとゾフィーが並んでいるって事でいいね!
ウルトラマンのM78星雲ってオリオン座にあるんじゃ。それはつまりオリオン座がスッパイマンって事だね。星降る夜にスッパイマン。もう「星」が「干し」にしか見えないね。
あ…。そういえばウメトラ兄弟ってよっちゃんが出しているウメのお菓子、昔はだいぶパッケージ攻めてたんじゃ。
「スパッチュ!」ってウルトラマンのポーズした三人がいてね。今はやっぱり問題あったのか、梅干しの可愛いキャラになっている。
さて。
このスッパイマン370gに入っている梅干しの数をロボのように数えて行くよ!
スッパイマン370gの計測開始
おお。ピッタリ370g!すごい。
さあ、これを数えて行くのだ。
途中でネコの邪魔や、母親の介入などもあって大変。
今一体いくつなのか忘れないように数えないといけないし。17gで11粒だったから単純に21倍すると230粒ぐらいは入っているはずなんだ。
200以上の数を数えるのなんて、いつ以来だろう…。
では、これからだいぶ地味な作業になるのでササッと読み飛ばしてくださいませ。
スッパイマン50粒81g
50粒で81gになりました。
スッパイマン100粒163g
まだ半分は行っていない。ただ50粒の倍の重さにはなっているので干し梅は均一な規格なんだなぁ。流石です、上間菓子店さん!
大量に入っているからって雑になったらダメだもんね。
スッパイマン150粒244g
うーむ。いくつ数えたか忘れそうになりそう(すでに何度も計測し直している)。150粒で244g。これまた50粒の約3倍の数字をちゃんと叩き出している。
スッパイマン200粒324g
最後が見えてきた。370gまであと少し。これまた100粒の約2倍ほどの重さになっていて粒をちゃんと揃えている事に感動する。
もうちょっとバラバラになると思っていたんじゃ。
100粒180g、200粒320gみたいな感じで。でも見てくださいよ!この数字!完全に倍!
スッパイマン230粒370g
おお!本当に230粒ですよ!?
ふう。休憩。結構集中力いるのな、これ。よし!!もう一袋!平均値で勝負だ。
…同じことを見せてもあれなので、3分クッキングのような事やります。同じことをやったものがこちらです。
スッパイマン214粒369g
あれ?369gしかない。
でもあれよね、きっと干し梅の水分が蒸発して美味しさがギュッと凝縮したってことだよね。
粒も214粒とちょっと少ないけど、1粒が重いってことだよね!(なんだろ…このハズレ袋感…)
スッパイマンの計測結果
無事二袋計測し終わりました。230粒と214粒。これの平均を出します。
(214粒+230粒)÷2袋=222粒(平均)
つまり370gの袋には平均で222粒入っている!!ま、データ数が全然足らないけど。そんなこと言ったら17gの時もそうだからね。
さてさて。222粒だとしてこれは17gの袋に比べてどれぐらいお得なのだろうか。
公式ページで370g入りスッパイマンの値段は2160円(税込み)。
おや?
2160円÷222粒=約9.729円(1粒)
おお!!!9.7円!ついに10円切りました!
想像してください。あなたのお財布の中に入っている10円。それを口に入れて感じる錆びた味を。
それよりも安く美味しいモノがスッパイマン370gのひとつぶの干し梅なのです!
うまい棒に勝ってしまった。
さすがスッパイマン!うまい棒はいくら大量買しても10円である事はほぼ変わらないものね!
しかも実は、ぽんぽこは公式さんが表示している2160円では買っていないのです。
二袋買ったのはなぜか?
セットで買ったら更にお得だったから。2袋3520円!安いっ!一応これで計算してみましょう。
3520円÷444粒=約7.927円(1粒)
おおお!!!キタキタキター!!お財布を開いて1円3枚と5円を…ってもういいか!とりあえず17gの1粒14円台に比べると半額ぐらいで買えてしまっているのです!!
これは熱い!激アツだぁ!!
スッパイマンはこんなに種類があるよ
興奮した状態を少し落ちつかせる為に、他に買ってきたスッパイマンも見てみましょう。
本当にバリエーション豊富だなぁ。たねどこ!?ってやつ、亜種だな。ファッサファっサしとる。食感。
「スッパイマンたねどこ!?」が実はドン・キホーテと上間商店限定商品だって事を知らなかった。
柿の種。気がついたら親に全部食べられていた。ダメだ。食レポが出来ない。楽しみにしてたのに…。
個人的に結構気に入っているのはこの「スッパイマン梅キャンディー」。
べっこう飴の甘さとスッパイマンの酸っぱさがイイ感じにマッチしてる。
他にもカリカリ梅のスッパイマンが出ていたり、梅シートや茎わかめ、おしゃぶりイカなどなどスッパイマンは勢力的に新商品を生み出しているのであった。
まとめ:スーパーでスッパイマンを見かけたら…
さてさて。やはりコンビニで良く買えるサイズのやつに比べて大量買いをした方が2倍近くお得だという事がわかりました。買えるならでっかいやつを買った方がスッパイマンもお得なんですね。
…が、しかし。
購入するとなると近くのスーパーには置いていないこのでっかいサイズはネット注文という事になるでしょう。でもぽんぽこは知っている。食品系は実はネットで買ってもそれほど安くない事を。
いや、正しい表現をしましょう。
ネットで大量買いすることは確かにお得です。しかし、世の中のスーパーマーケットでは、その価格にも勝る程の安さで提供している商品があるのです。
特にスーパーマーケットが密集している住宅街ゾーンなどは価格競争で目玉商品がおっそろしく安くなっている事があります。
ぽんぽこの近くもまさにそれで、スーパーが潰れても潰れても新しいスーパーマーケットになって生まれ変わってきます。
その姿はもはやモンスター。生き残ったモノは本物。ネットにも負けない強さを誇る。
過去にAmazonで3kgのパスタをタイムセールに張り付いて激安で買ったと友達に自慢したら、近くのスーパーで並びもせずに1kgを3分の1以下の値段で購入していて泣いたのを覚えています。
つまり。
スッパイマンを本当に安く買いたいのなら、近くのスーパーに行って計算機でパチパチ弾いてからでも遅くないということです。(近くに適度なスーパーがあれば)
一応スーパーで使えるようにグラム計算をしておきます。
公式さんの値段にて。すべて税込み。
1g辺りのスッパイマンの公式定価
- 162円÷17g=約9.529円(1g)
- 216円÷26g=約8.307円(1g)(休売)
- 324円÷35g=約9.257円(1g)
- 540円÷65g=約8.307円(1g)
- 2160円÷370g=約5.837円(1g)(休売)
休売になっているものは、基本的に安かったんだなぁ。やっぱり大量に買った方が安くなるのは通例。
ちなみに、ぽんぽこがネットで買った時の値段で1gを出しておく。
3520円÷740g=4.756円(1g)
数字ばかりで混乱してきたかもしれない。あなたがやることはひとつ。まずは計算機に販売価格を打ち込む。÷ボタンを押す。内容量のgの数字を打ち込む。そして出てきた数字を見よう。
それが6以下なら大量買いをした時と同じぐらいの値段で買える。もし5以下なら大人買いして買い占めてもいいぐらいの値段なのさ!
ま、でもさ、こんなに事細かにやってきたけど、食べたい時にそこに売ってたら定価でも買うよね。だからコンビニって成り立っているんだし。食べたい時にそこにある。それって本当に重要な事。
ではでは、ちょっとでもお得にスッパイマンを買う方法でした。
…ちなみに、本家沖縄に行けるのであれば、無料で工場見学行けて、訳ありのスッパイマン200gを500円という破格の値段で買える事があります。
1gあたり2.5円。ダメだ。そんな数字忘れなきゃ、この記事が無駄になってしまうんだ…。
ぽんぽこきつね