ぽんぽこキムチという美肌効果のある手作りキムチのレシピについて書いていこうと思います。
実はぽんぽこは毎年白菜が安くなると手作りでキムチを作るのですが、その写真を見せたら「売ってください」という声がちらほらもらえました。
しかし実際に商品化するとなると届出と食品衛生責任者の資格が必要になってくるので、レシピを載せてあなたに作ってもらおうというわけです。
「えー!手作りキムチって大変そう…」
そんな声が聞こえて来そうですが、実はやる事はそれほど多くありません。
そして一度手作りキムチを覚えてしまえば、その価格の安さと美味しさ、そして美肌効果でスーパーのキムチを買う気にならなくなるでしょう。
ここでとても大事な秘密を一つ。
ぽんぽこはむちゃくちゃ美肌と言われますが、それは毎日手作りキムチを食べているからなのです!
という事で超簡単に美肌を生み出す手作りキムチという名のぽんぽこキムチのレシピを公開していきましょう。
【レシピ】手作りキムチで簡単美肌♪ぽんぽこキムチの作り方!
キムチって今じゃスーパーに行けばいつでもどこでも買えますよね。
でもスーパーで売ってるキムチは量が少ない上にちょいと高い。
ほぼ毎食キムチを食べているぽんぽこの生活では3日もすれば買ってきたものがなくなってしまいます。
だから手作りでキムチが出来ないものか?と考えたのです。
…あ!
知ってますか?
キムチが肌に良いのは結構知られている豆知識ですが、すべてのキムチが肌に良いというわけではない事を。
そして市販されているキムチのほとんどは「肌に良いわけではないキムチ」なのです。
手作りキムチが肌に良いのはなぜか?
ぽんぽこは中学生の時に悩んでいた事がありました。それは肌についてです。
アイドルになりたかったぽんぽこは鏡を見てはため息をついていました。
そんな中テレビ番組で、韓国人は肌年齢がみんな若いという事を知りました。そしてその理由がキムチを食べているからだと。
しかも韓国のキムチには日本のキムチにはあまり入っていないものが入っているのが特徴で、それが肌にいいみたいなことを言ってたんです。
なので少しでも肌が綺麗なれるならとスーパーを走り回りました。確認すると確かにほとんどのキムチには入っていませんでした。
「オキアミ」が。
オキアミとはエビのような大きなプランクトンで、日本では主に魚の餌として消費されます。
しかしこのオキアミには抗酸化作用を持つアスタキサンチンや美容促進に効果があるとされているオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているのです。
日本でオキアミが入っているキムチを買うとなるとスーパーで確認してもらえればわかりますが、結構高めな値段のキムチになります。
しかし手作りで作ってしまえば安く美味しく肌に良いオキアミ入りのキムチが作れてしまうのです。
という事で、いよいよ手作りキムチで簡単美肌♪ぽんぽこキムチの作り方、そのレシピを公開していきましょう。
手作りキムチ の作り方
手作りキムチの作り方は実は何回も試行錯誤して生み出しました。
韓国人の自家製キムチを検索すると無数のレシピが出てくるんですが、細かいところが良く解らない。
レシピ通りに作っても白菜の塩っけはアバウトに書かれているから、しょっぱすぎたり、なんでこんなに水っぽくなっちゃうんだ!と失敗ばかり。
なのでとにかく何回も作って繰り返しました。そしてついに人に自慢できるほど最強に美味しい手作りキムチのレシピを生み出したのです。
材料は以下の通り。
手作りキムチ の材料
- 白菜:2玉
- 塩:150g
- 大根:1本
- 白玉粉:大さじ2
- 水:50ml
- 水:200ml
- リンゴ(または梨):1個
- 玉ねぎ:1個
- カナリエキス:100ml
- オキアミ:100g
- 砂糖:大さじ2
- オリゴのおかげ:大さじ5
- おろしにんにく:大さじ5
- おろししょうが:大さじ1
- ニラ(または青ネギ):1束
- 粉唐辛子:200g
白菜2玉は多すぎるという方は1玉でも構いません。リンゴと玉ねぎと大根が1つずつちょうど使い切れるので、ぽんぽこはいつもこの量で作っています。
この材料の中で珍しいものはカナリエキスとオキアミ、粉唐辛子だと思いますがAmazonで韓国スーパーで買うのと同じぐらい安く購入出来ます。
カナリエキス
カナリエキスとはいかなごを原料とした魚醤です。
魚醤の有名な所で言えばタイ料理に使うナンプラーですかね。
ハソンジョンという会社が一番有名で、カナリエキス、イワシエキス、いりこエキスなど色々な種類があります。
ぽんぽこはカナリエキスが気に入ったので2.5kgで購入しました。
値段的には2.5kgが一番コスパが良いですが色々と試してみて気にいってからが良いかも。
オキアミ
これが美肌の素であるオキアミちゃん。
ただ「オキアミ」で検索してしまうと釣り用具がたくさんヒットしてしまうので「あみの塩辛」で検索しましょう。
1kgで届くので、ビニール袋に100gずつわけて冷凍すると便利です。
肌はもうすでに綺麗だし、オキアミなんぞ要らん!という方は100gのオキアミを100mlのカナリエキスに置き換える事で代用が可能です(つまり200mlのカナリエキスを使用する)。
粉唐辛子
粉唐辛子はキムチ用と調理用があるので間違えないようにしましょう。
日本でも比較的有名な「辛ラーメン」を出しているメーカー農心の粉唐辛子をオススメしたい所なのですが、在庫切れがずっと続いているので、コチュジャンで有名なメーカー
農心の方が辛さ強めで、清浄園はマイルドな辛さです。
ちなみに韓国産の唐辛子粉は日本では中々手に入りにくくて、安価で出回っているのは中国産の唐辛子粉です。
日本で韓国料理屋さんをやっている韓国人の方も中国産の唐辛子粉を使っているみたいなので、そこまで韓国産にこだわらなくても良いのかもしれませんね。
手作りキムチ の下準備
手作りキムチを作る為には2回台所に立つ必要があります。
野菜を塩漬けする為に1回。そしてキムチを漬けるのに1回。
面倒くさいと思ってしまったかもしれませんが野菜を塩漬けするのは本当に簡単です。
切って、塩振って、放置するだけ。
まぁ、難しい事は考えず白菜を半分に切りましょう。
この状態で漬けていくのが韓国では一般的なようですが、失敗することが多かったのでぽんぽこキムチではざく切りにしてしまいます。
白菜に塩を振りかける
このようにざく切りにしたら、白菜1個に対して75gの塩を振りかけます。白菜2個で塩150gです。
塩はスーパーなどで漬物用にあら塩が安く売っていると思うので好みで選んでください。
ぽんぽこは鳴門のうず塩を使ってます。なぜか「うず」という言葉に惹かれてしまうんですよね。
漬物石を乗せて6時間放置
漬物石を乗せて6時間放置してください。
え?漬物石がない!?
その場合は2Lのペットボトルに水を入れて上に乗せましょう。乗せられれば乗せられるほど良いですが4kgぐらいの重さがあれば大丈夫です。
漬物バケツがない場合はゴミ袋に白菜を入れて口を縛って、ペットボトルを上に置いて放置しておきましょう。
6時間後。
信じられないぐらい水が浮き上がってきます。
白菜を水洗い
白菜から水が上がってきたら水道水でじゃぶじゃぶ白菜を洗いましょう。
白菜から出た水はしょっぱいので飲んじゃダメだよ♪
綺麗な水に漬けて1時間放置
綺麗な水に入れ替えたらそのまま1時間放置してください。
1時間放置で白菜に入った塩味を調整します。これが結構重要です。
白菜をザルにあげて6時間放置
綺麗な水の中で白菜を1時間放置して塩味を抜いたらザルにあげましょう。
水気を切るために6時間放置します。
押したり絞ったりせずに、自然に水気を切りましょう。
ここまでが手作りキムチの下準備です。放置する時間は長いですが、やる事自体は20分ぐらいで終わります。
キムチを漬ける前日にやっておきましょう。
ちなみにこの段階で白菜を食べても充分に美味しいです。
手作りキムチ のヤンニョム作り
ヤンニョム(양념)というのをご存じ?たまにヤンニョムチキンとか聞くでしょ?あのヤンニョムです♪
ヤンニョムとは「合わせ調味料」という意味。漢字で書くと「薬念」でヤンニョムなのだぁ~。
薬という言葉が入っている通り、食が薬になるという考えの元、ニンニクやしょうがなど体に良さげなものがたくさん入っているのが特徴です。
韓国料理では焼き肉やキムチ、チゲ、ナムルなど色々なものの味付けにヤンニョムが使われるそうだよ。
キムチ糊を作る
さてそのヤンニョムを作っていくのですが、手作りキムチを作る上で絶対に忘れてはいけないのがキムチ
「ノリ」と言っても、韓国海苔のような黒い方ではなく、ペタペタ貼るときに使う白い方の「糊」。
ペタペタ貼るイメージの通り、これを入れることでヤンニョムが野菜に絡みやすくなるし、発酵食品であるキムチの発酵を促進させる要素になります。
こちら白玉粉大さじ2杯です。これがキムチ糊の素。
水を50ml入れてかき混ぜてください。ダマが残らないように少しずつ水を加えて混ぜるのがコツです。
まぁ、ダマになっても問題ないので大雑把でも良いかもだけど、ぽんぽこは神経質なのでダマを作らないように頑張ります。
鍋に200mlの水を入れて沸騰させます。
沸騰したらいったん火を止めて、先ほど水で溶いた白玉粉を入れてください。
弱火でゆっくりかき混ぜながらぐつぐつ言うまで火にかけてください。
この状態になったら火を止めて、器に移しましょう。そしてそれを冷蔵庫に入れて冷まします。
この糊が冷えるまでの間に次の作業をしていくので、最初にこの糊を作ると効率が良いです。
野菜を切る
糊を作ったら次は野菜を切っていきます。
最初に使うのはリンゴと玉ねぎです。
この二つはミキサーの中に入れて粉々にするので、ミキサーに入りやすいようにカットしていきます。
リンゴの皮はつけたままでも構いません。
なんだったらついていた方が栄養価は高くなるし、リンゴの皮にいるビフィズス菌が発酵を促進するみたいなので最近はつけたままにしています。
季節柄リンゴが手に入らない場合は、リンゴ100%ジュース100mlで代用が可能です。
あ、ちなみにもし秋頃に作る場合は、リンゴではなく梨を使うとより本格的なキムチになりますよ。…まぁ味はあんまり変わらなかったですが。
玉ねぎもミキサーに入れやすい大きさにカットします。
リンゴと玉ねぎをカットしたらミキサーの中にとりゃー!
あ、ミキサーって家にある?
うちのミキサーは母と父が結婚した時に結婚祝いでもらったものらしくて結構な年期が入っていますが、今でも使えちゃうんだからすごごだ。
機械って言うのはシンプルな構造程長持ちするものだねぇ。
…それにしてももっと左側を綺麗にしてから写真を取ればよかった(笑)
ミキサーに材料を入れて粉砕する
リンゴと玉ねぎをミキサーに入れたら、オキアミ100g、カナリエキス100mlも入れます。
そしてブイーンと粉砕しちゃってください。
ドロドロっとした液体が出来上がるので、大きなボールに移そう。
ヤンニョムの材料を入れていく
ドロッとした液体をボールに移したら、砂糖大さじ2杯、オリゴのおかげ大さじ5杯、おろしにんにく大さじ5杯、おろししょうが大さじ1杯を入れます。
ちなみに本場韓国では非常に甘みの強い人工甘味料であるサッカリンが主に使われているそうですが、日本では発がん性があるとして食品衛生法によって使用が制限されちゃっています。
なのでオリゴのおかげを使っています。
結構砂糖を入れるんだなぁって思うかもしれませんが、これがキムチのビフィズス菌などの発酵を促進する栄養素になるみたいです。
…ん?おんなじような事をキムチ糊の部分でも書かなかった?
とりあえずここまで入れたら軽く混ぜ混ぜしましょう。
粉唐辛子を入れる
ついに粉唐辛子の登場。200g入れます。
結構な量でビックリするかもしれないけど、キムチ用の粉唐辛子は見た目ほど辛くないんだよー。
キムチ用の唐辛子には唐辛子の「種」が入っていないから辛すぎないんだそうだ。普通の唐辛子には種が入ってるから辛いんだって。
調味用を使ってしまうとトンデモないことになるので、絶対に「キムチ用」を使おうね。
にらをざく切りにして入れる
粉唐辛子を入れて混ぜたら、次はニラを入れます。
だいたい3cmぐらいの幅で切るとちょうど良いです。
ちなみに青ネギでも構いません。安く手に入る方を使いましょう。
キムチ糊を投入して混ぜよう
ここまで来たら冷蔵庫で冷やしておいたキムチ糊を投入して混ぜ混ぜしよう。
ゴム手袋をしないと悲惨な事になるから気を付けてね。
粉唐辛子を入れて混ぜるあたりからゴム手袋をつけるようにすると良いかも。
手でそのまま触ってしまうと洗ってもなかなか落ちません。洋服にも付かないようにエプロンを付けてやるのがおすすめです。
これでヤンニョムの完成!
ヤンニョムは冷蔵庫で2週間ほど保存が効くので、大量に作っておいてキムチ以外にも使ってみても美味しいよ。
キムチヤンニョムに野菜を漬けていく
さぁ、作ったヤンニョムに野菜を漬けていくだけで完成しますが、今回は白菜と大根を使ったキムチにする事にしましょう。
大根を切る
大根の皮をむいてください。包丁でむいても良いですが、しゃこしゃこ速くむけるからピーラーって便利だねぇ。
皮をむいたら輪切りにします。1cmぐらい?まぁ適当で良いかな?
輪切りにし終えたら何枚か重ねて細く切っていきます。大根の味噌汁を作るぐらいな細さで細切りにしてください。
ちなみに、もし白菜を使わずに大根をメインにした「カクテキ」を作りたい場合はブロック型に切って塩を振って水を抜きます。
しかし、今回は白菜がメインのキムチを作るので、大根は塩漬けしません。
白菜と大根をヤンニョムと混ぜる
長時間放置して自然に水気を切った白菜と、今切ったばかりの大根をボールに入れてヤンニョムを混ぜ合わせていきます。
優しくなでるように混ぜ混ぜします。決してぎゅっぎゅと握ったりはしません。
ヤンニョムを少しずつ手に取り、なでなでしましょう。
このぐらいヤンニョムと野菜が絡めば完成です。
大きめ容器に移し替えて、びっしりと詰めて1日ほど放置しましょう。すぐに食べても美味しいですが、時間を少し置いた方が発酵して味がまろやかになってきます。
オススメは作った3日後ぐらい。
スーパーで買うキムチじゃ絶対に味わえない絶品の手作りキムチはたまりません。くぅー!
【レシピ】手作りキムチで簡単美肌♪ぽんぽこキムチの作り方!:まとめ
さてさて、いかがでしたでしょうか。ぽんぽこキムチのレシピは。
簡単だったでしょう?
…え!?
意外と難しそう?
実行する前に大変そうだと考える事には何のメリットもありません。人類の敵は「面倒くさい」だと聞いた事があります。
なのでまずは考える前にやってみましょう。
実際に作ってみれば、これほど簡単で美味しいキムチが大量に作れてしまう事にビックリするはずです。
しかも、めたんこ肌に良い。美肌に数十万円かけるぐらいならこのキムチを作った方がよっぽど効果的です。
さらにはこれからのあなたは野菜だけ用意すればいくらでもキムチが作れてしまうのです。
季節によって手頃に手に入る野菜で構いません。
春キャベツで作ったキムチも美味しかったし、夏のキュウリで作ったキムチも、秋のカブや人参で作ったキムチも美味しかったです。
そして冬はもちろん白菜です。
1年間通してどんな野菜にも適応出来るキムチヤンニョムって素晴らしいね!
つまり1年中キムチが食べられて、1年中ビフィズス菌がおなかの調子を整えてくれる。
そして1年中抗酸化作用を持つアスタキサンチンを取り入れているわけですから、肌だって綺麗に保たれるわけです。
ビバ!キムチアンチエイジング!
なんてすごいんだ、ぽんぽこキムチ!
…と、まぁ、ここまでオススメしておけばいいでしょう。あとはあなたがその美味しさを実体験するだけです。自分で作った手作りキムチって本当に美味しいんですよ。
今度はあなたの名前のついた「〇〇きむち」をあなたの大切な人に教えてあげてくださいね。
キムチは世界を駆け巡る。世界はキムチで出来ているのです。(ん?)
ではでは、【レシピ】手作りキムチで簡単美肌♪ぽんぽこキムチの作り方!でした。
ぽんぽこきつね
P.S
ぽんぽこはご飯にキムチを乗せて、そこにゴマ油とコチュジャンを少しかけて、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる方法にハマっています。
見た目的にはあれだけど、本当に美味しいんだよねぇ。
これはきっと世界で4番目に美味しいお米の食べ方だって信じてる。
P.P.S
混ぜ混ぜして食べるお米と言えば、クッパやビビンパだけど「パ(밥)」ってのが「ごはん」っていう意味だって知って衝撃的だった。
クッパはスープご飯、ビビンパが混ぜご飯って意味なんだよ。
P.P.P.S
ここまで読んでくれてありがとうございました!